光市の専門店 ASTER BLOG

山口県光市に店舗を持つ1949年創業の専門店。快適な眠りのためのふとん、時をこえて輝くジュエリー、健康維持に役立つ商品など…。厳選したこだわりの商品をアステールブログで詳しくご紹介しますね。

無事に通過しました

7月に接近した台風の中では過去最大級といわれた台風4号…『備えあれば憂いなし』と思い、ちょっと買い物に行ってみました。近くのスーパーマーケットでローソクを買い、インスタント食品でも、と思っていたら…棚がガラガラ。みんな考えることは同じなんだなぁ…と思いました。何はともあれ、予想よりも被害が少なくて一安心です。

今日は朝から久しぶりの太陽で気持ちいですね。目が覚めてから、家中の窓という窓を開けてきました。やっぱりエアコンよりも自然の風が一番です!ということで今年不思議とよく動く商品=蚊帳(かや)のご紹介です。

店長が子供の頃、祖母がよく蚊帳を釣ってくれたものです。蚊帳の中に入ると何か異空間に行ったようでワクワクしていたのを憶えています。

●蚊帳の始まり

応仁天皇が播磨の国を巡幸の際に 「賀野の里」(=かやのさと)という所で、殿を作って蚊帳を張ったという記録が 蚊帳のはじまりのようです。

●奈良蚊帳

蚊帳が本格的に作られ始めたのは奈良時代のことで、唐から手法が伝わり、蚊帳の材質は絹や木綿 を使用していました。

●八幡蚊帳

近江国の八幡の商人がはじめて麻の糸を織らせて蚊帳の生産を始めたのが「八幡蚊帳」 です。

●ふとんの西川創業

初代西川仁右衛門が19才で蚊帳・生活用品販売業を開業し、 その後、1587年 近江八幡町に本店 山形屋を開業しました。

●贅沢品の蚊帳

このころの蚊帳は上流階級だけの贅沢品で、 戦国武将のお姫様の輿入れ道具としても、また夏の貴重な贅沢品として 「米にして2〜3石」と言う高価なものでした。

●日本蚊帳商工組合

西川をはじめ八幡では、江戸時代に入ると17軒の蚊帳屋が講を形成していたそうで、 それが日本蚊帳商工組合の源で、西暦2000年まで続きました。

当店では京都西川の蚊帳を取り扱っております。

片麻(縦糸:綿100%、横糸:麻30%・レーヨン70%)
両麻(縦糸・横糸ともに麻30%・レーヨン70%)
純麻(縦糸・横糸ともに麻100%)

ラジカル敷ふとん誕生秘話

d73711a8.jpg今日は当店おすすめのの敷ふとん=ローズラジカル敷ふとんのお話です。このラジカルわたの応用製品として、その優れた耐久性・難燃性が評価され、地下鉄をはじめ多くの車両シートにも使われているんですよ。

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寝心地がよく、耐久性に優れ、通気性が高く、環境にもやさしい・・・。そんなラジカル敷ふとんの開発が始まったのは90年代初頭のことでした。開発にあたっては、まず素材はウレタンではなく、ポリエステルを使うこととしました。燃やすと有毒ガスの出るウレタンと違い、ポリエステルはリサイクルも可能です。

次に寝心地と耐久性、通気性を追求するためにこだわったのは、ポリエステルの繊維を縦方向に配列することでした。そのために採用されたのが『ウェーブ構造』でした。

シャープペンシルの芯も横方向に力を加えると折れやすいですが、縦方向には強くなりますね。これと同じように繊維もウェーブ状にして縦方向にすると上からかかる体の重みに対して丈夫になるのです。ただ、問題はそれをどうやって実現するか?でした。

正解は誰も知りませんでした。どのこらいのわたの量とウェーブ密度を投入すれば均一なウェーブが作れるか、ニードルパンチの工程ではどれくらいの深さの針を何本打ち込んでいけば求める固さと厚みの積層が作れるのか…。試行錯誤が続き、ようやく試作品が完成します。

292faea1.jpgところが、実際に荷重をかける試験をしてみると、せっかく作ったウェーブが将棋倒しのようにグニャっと倒れてしまいました。何とかウェーブが変形しない方法はないか?議論百出の結果、『ダブルウェーブ』という発想が生まれました。縦方向にウェーブをつくるだけでなく、横方向にもウェーブをつくることで、繊維がお互いに支えあう構造をつくり、上からかかる荷重を分散させ、敷ふとんの「ヘタリ」をなくすという考え方です。「ヘタリ」がなくなれば耐用年数が延び、お客様に長くご使用いただけます。

ここから再び『ダブルウェーブ』をいかにつくりあげるか?の試行錯誤が始まりました。ダブルウェーブをつくる特殊な機械を調整してはラインを流して製造し、その結果を見てまた調整する。その繰り返しで、ようやく上からみても横から見ても波上の『ダブルウェーブ』が完成しました。一方、原綿についても数度にわたって改良し、融点が高く、接着性がよく、ゴム弾性のある高機能ポリエステルが開発されました。

新素材(高機能ポリエステル)はもともと通気性が高く、『ダブルウェーブ』という構造そのものも空気を通しやすいため、非常に快適な敷ふとんが出来上がりました。その後の性能・品質試験では、通常の敷ふとんに比較して50%も「ヘタリ」が 少ないことが証明されました。

このようにしてローズラジカル敷ふとんが誕生しました。その後、ウールとの2層構造や備長炭、ゲルマニウムなどの健康素材を加えたバリエーションはどんどん増えています。寝心地がよく、耐久性に優れ、通気性が高く、環境にも優しい…ダブルウェーブの特徴はラジカル新商品にも受け継がれています。

羽毛について

4532146e.jpg今日はお客さんが少なくちょっと一息つけましたので商品講座を始めますね。今日まで読んでくれた人は、羽毛ふとんについてかなり詳しくなるはずですよ。

原材料(原毛)から製品(羽毛)になるまでには大切な工程があります。それは「洗浄」です。

水鳥は野生で生息していますので「衛生面」が気になりませんか?汚れ、雑菌などに加えて、鳥インフルエンザウィルスなんかがいたら「温かいから…」などと言っていられませんよね。そういった「衛生面」の不安をなくすのが「洗浄」工程です。

水に一度つけ洗いした程度の原毛と、何度も洗った原毛では当然汚れの落ち方が違ってきます。某国で生産された商品などは出来るだけコストを押さえて商品化することを目的としていますので、とりあえず「洗う」程度です。国内生産でも、価格面で競争しようと思えばこういった工程を省いて生産されます。

店長の店では「京都西川」の羽毛ふとんを中心に取り扱っています。同じポーランド産95%の羽毛でも他社よりは少し高いですが、洗浄工程では業界一厳しい基準を設けて洗浄しています。その上、羽毛そのものに特殊処理を施す「抗菌・防臭加工」がされています。手間隙かけて、衛生・安心の羽毛ふとんが完成します。

同じ産地、同じダウン比率、同じふくらみの羽毛でも生産される工程で価格が変わってくることが分かりましたか?「安い」ことは良いことですが、「良質」な商品にはそれなりのコストがかかることが分かってもらえたのではないでしょうか。

後悔しないためにも、出来るだけ信頼できるメーカー、信頼できるお店で買ってくださいね。

最高の感触…羽毛について

前回は「羽毛ふとん」と「羽根ふとん」の違い、羽毛ふとんが温かい理由をお話しましたが少しは分かってもらえましたか?

よくお客さんから聞かれることで、「スーパーの羽毛表示で95%と書いてあるけど、ここのお店の95%表示の方がよく膨らんでるけど何で?同じ95%なら同じくらいの品質じゃないん?」との疑問。

ダウン95%と表示されていても、グース(ガチョウ)なのかダック(アヒル)なのかで品質だけでなく原価も大きく変わってくるんです。前回お話した中で、ダウン一粒一粒の大きさが大きい方が温かいですよと言いましたよね。一般に、ダックよりもグースのダウンの方が大粒なんです。

安売り広告とかに「ダウン」とだけ書かれているものはダックダウンの場合がよくあります。ダックダウン95%とグースダウン95%の品では品質だけでなく、原価も全く違いますのでご注意下さい。

更に、このグースダウンを採取する方法によっても品質が異なってきます。

通常は機械を使ってダウンを採取しますが、「ハンドピック」といって手摘みでダウンを採取する方法もあります。ハンドピックで採取された羽毛は損傷が少なく、積年使用してもダウンのフィーリングパワー(ふくらむ力)が落ちにくくなります。別の言い方をすれば、ハンドピックで採取された羽毛は耐久性のあるダウンといえます。

羽毛ふとんパート△呂海諒佞能わりますが、ふとんの中味(品質)は破らない限り見えないのが事実です。何が言いたいかというと、表示に「ハンガリー産ハンドピックグースダウン95%」と書いてありながら、別物を入れて販売している業者の噂も多く聞きます。当店にも聞いたことのない、ちょっといかがわしい雰囲気の、メーカーと名乗る会社から「安い」羽毛ふとんの売り込みに来ます。けれど、中味が見えない商品だからこそ信頼できるメーカーの商品しか取り扱いません。

まずは商品を見比べて、羽毛の風合い、ふくらみを触ってから選んでくださいね。羽毛ふとんの続編はまだまだ続きます。

羽毛について

専門店に限らず、スーパーや量販店でも「掛ふとん=羽毛ふとん」というくらい普及しましたね。温かいし、軽いし、ふわふわして気持ちいいし…ほとんどの人が使っているのも納得ですね。

そんな「羽毛ふとん」ですが何を基準に選んでいますか?専門店で毎日ふとんを目にして商品を吟味している自分が少しばかりポイントを教えちゃいますね。

よく通販なんかで見かける「羽根ふとん」というのは「全部まとめていくら!」なんて書いてありますよね。何であんなに安いのに、専門店は値段が高いんでしょうか?

羽毛は「ダウン」と「フェザー」に分けられます。「ダウン」はふわふわとした胸毛で、「フェザー」は共同募金の羽根のような芯のあるものなんです。業界では、ダウン比率が50%を超えるものを「羽毛ふとん」と呼び、50%以下のものを「羽根ふとん」と呼びます。どっちが温かいのかは言うまでもないでしょう。

羽毛ふとんが温かい理由は、ふわふわとした「ダウン」に温かい空気を溜め込むからなんです。そのためダウン一粒一粒の大きさが大きいほど保温力が高くなります。もっと付け加えれば、成長途中の子供よりも成長した大人の水鳥の方が大きなダウンを身につけていますし、寒い地域に生息する水鳥の方が自らの身を守るための良質なダウンを身につけています。

今から約30年前に世の中に出現した「羽毛ふとん・羽根ふとん」。現在のようにダウンが90%以上という品はほとんどありませんでした。その当時の品を使って、羽毛嫌いになった人も多いんじゃないかと思います。そんな人には、現在の高品質羽毛ふとんを是非使ってほしいと思います。触った感触、しなやかな風合い、そして温かさに驚くんじゃないかなぁ…と思いながら今日は終わりにします。羽毛ふとんの話は奥が深いので続編を書く予定ですのでまた立ち寄ってくださいね。

ブログをはじめます

今日からブログをはじめますので気軽に立ち寄って下さい。1949年に創業した寝具専門店ですが、人生の多くの時間を費やす「ふとん」についての紹介をしていくつもりです。

記念すべき第1回は「真綿(まわた)ふとん」についてお話します。

先日、営業先で「今日は真綿(まわた)ふとんをお持ちしました!」と言うと、「また昔のふとんに戻るんかねぇ?綿(わた)より羽毛がいいんじゃなかったん?」との返事が帰ってきました。

真綿と綿とは全く違うものなんだけど、一般の人の認識はほとんどの方が前述の通りなんだろう…。発音も「マワタ」と「ワタ」…これを同じものと思うのは当然かもしれないですね。

綿(わた)は綿花から採取される天然繊維なのに対して、真綿(まわた)は蚕(カイコ)がつくる繭(マユ)をわた状にほぐしたものなんです。この繭(マユ)を糸状にしたものを絹(きぬ)とかシルクと呼ぶのはご存知かも知れないですね。言い換えれば、真綿(まわた)は「絹わた」とか「シルクわた」ということなんです。

真綿ふとんは、古来貴族のみが使用を許されていた最高級の寝具なんですよ。

真綿ふとんの特徴は(櫺浩に優れて、吸湿・放湿性が高く、静電気を起こさないためホコリを寄せ付けません。シルクはたんぱく質でできていて、そこに含まれるアミノ酸は人間の肌の成分と変わりません。そのため、アトピーやアレルギー体質の方に適した寝具といえます。
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