インターネット、WEBショップ、などIT関連のイメージはなんとなく冷たい、ドライなイメージを想像してしまいます。(あくまでも個人的な感想ですので、IT関係の方、ご容赦下さい)

ところが山口県で営業をしていると通常ならば出会うことのない皆様と出会い、ときには心温まるメールをいただいたり、お手紙やお電話をいただくこともあります。とてもうれしいことです。

今日ご紹介するのは今月弊社WEBショップをご利用いただき、ご縁をいただいた方です。画家であり、漫画家であり、二科展にも何度も入選されている泉谷久美子様。郵送物には心温まるお手紙やポストカードが同封されていました。この本を読んだとき、正直涙がとまらなくなりました。
父上様、幸せでしたか

 お父上様、幸せでございましたか。カラーのモニュメントのついたお墓が立って、一年が過ぎようとしています。フルネームで入っていますね。次男坊だったあなたの遺言でしたね。お寺の桜は散り、つつじは盛りを迎えています。向こうの生活に名は慣れましたか。

 私が描いたあなたの人物画が東京で受賞しました。「父、榮之祐」という題名で全国画集に収められています。今はパリへの出品中です。六月には結果が出ます。いよいよ海外進出ですね。驚かれていますか。モデルとして有難う。九十五年間生きてくれて有難う。

 嬉しかった、とても楽しかった介護生活でした。在宅介護を苦労と取る方もいらっしゃるでしょう。でも、私にとっては親子心温まる日々の集まったほのぼのとする日々でした。もう一回人生があってもまた在宅を選ぶでしょう。あぁ、また車イスを押して公園に行きたい。耳の遠いお父上に色々な景色を見せてあげたい。何より、私の絵を見て話して欲しかった。

 在宅を選ぶとき、一杯迷惑をかけていい、ポックリなんか逝かないでと叫んだのに、あなたは十年間の在宅の後、急性心不全でポックリ逝かれました。午後四時に検査入院、あくる日午前四時に他界。注射も病院食も無く心臓マッサージだけ。死に顔は満面の笑顔でしたね。

 リハビリに通ったこと、訪問入浴、毎日毎日楽しい、そしてあんな充実した日々をありがとう。母とあとは守って行きます。ゆっくりおおらかにお過ごし下さいませ。
 父上との介護生活が無かったら、私の絵は死んでいたでしょう。本当にありがとう。


 何のために生きてるんだろう、何のために仕事をしてるんだろう?そんなことを考えさせられ、自分の毎日をを振り返らずにはいられなくなりました。ただお金を稼ぐために仕事をしてるんだったらあまりにも悲しい、ただ贅沢をするために、いい車に乗るために、いい家に住むために生きているんだったらあまりに悲しい。

 泉谷さんの文章や絵にふれていると、少しだけ優しい気持ちになれたような気がしました。すばらしい出会いに感謝しています。どうぞ泉谷久美子様の公式ホームページ「榮之祐ワールド」にお立ち寄りのうえ、心あたたまる作品をご覧下さい。


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